アリスはしばし留守にします(´・ω・`)


 そろそろ限界域が来るか!? というタイミングで申し訳ないのですが、アリスはちょっと帰省してやることがあるのでメンテから10日ほどドドンを留守にします_(:3」∠)_ みんなアリスの代わりに限界域は任せたぞ…
 限界域がどういう仕様になるのか? は色々考えられますが、白竜のときはだいたいの人に敷居が高い仕様だったと思うので、ほどほどの人でも楽しめるものがいいのかなぁとは…。白竜は歯応えはありましたけどめんどくさかったですしねぇ…w

 限界域に関係あるかどうかはわかりませんが、今『クレスト・クエスト』として出ているクエでおいしいものがあります。限界域が面倒な仕様だった場合、ここで取っておいたクレストが大活躍する…かもしれません・ω・
 二週間にわたって開催していますこのクエストですが、木曜日でおしまいです。公式はこちらからどうぞ~
 ゲットできるのは防具用のクレスト
 例としてスクショ撮ってきました


クレクエ

クレクエ1


 このように、初回に限らずランダム報酬でも防具クレが出ます!
 クレ×クエといえば、サポ使っても全然出なかった凍結改とかのイメージしかありませんでしたが、今回は防具用のためか、ボロボロ出ます
 種類も多種多様なので欲しいものがドンピシャで来る確率はまちまちですが、とりあえずクレストはいっぱいでますw
 中には石化耐性や黄金耐性だけでなく、凍結、炎上、感電を防ぐものもあるので、限界域のため、または今後のために集めておいてもいいかもしれません。防具に100詰めば状態異常にならなくなるのはとても大きいヽ(´ー`)ノ
 状態異常、前回のTAでは苦労させられましたしね…w 今シーズンはTAがないというロードマップだったと思いますが、備えておいても損はないでしょう
 ……アリスはガチ勢ではないですけどね(´・ω・`)

「そうは言ってもクレ×クエ回るのめんどくさいんじゃないの? 前回のも面倒だったし…」

 そう思っているそこのあなた!

 今回はラッキー、周回しやすいです!

 というのも、ここを周回するといい、と思うクエストは65と70の敵が出るのです。カンストしていてなおかつそれなりの武器があればひとまず苦労せずクリアすることができるのですね

【高難度】冥闇に潜む影(ハイデル平原) 推奨LV:65
 二箇所、行く場所が少し離れているので片方はシーカーでくるくる移動が楽かもしれない。コア持ちの敵がいるので緑必須

【高難度】油断大敵(魔赤島) 推奨LV:70
 こちらも二箇所なものの、いたって近いので行きやすい。コア持ちがいるので緑必須

 この二つをグルグルするだけでもたんまりクレストが入手できます。何が来るかはお楽しみ~ですが、GMが終わってやることもとくにないなぁ…という方は周回してみても損はないかも? しれません・ω・
 本領とかで行ける人は二手に分かれてここをグルグルするそうです…w
 アリスはエレアチャの武器は普通のだし、まだ触手がカンストしてないので(修練はアドタラが残ってる)本気周回はできないけど、エレアチャとシーカーがいいみたいですね(´ω`)
 暇になったら? 気が向いたら? 周回します(´・ω・`)
 以上、しておいても損はないかも? な話でした~

 おまけ
 赤以外でも古代神殿に突撃しようとアリスは魔職装備を優先して作ったので、角アリスができました・ω・


魔職アリス


 今回の古代神殿装備は素材集めが大変ですが(´・ω・`) 代わりにといいますか、デザインはちょっといい感じですね! まぁなんか下はぱんとぅなんですけど…
 ちらっと見た感じ青装備のコート?がかっこよかったです! いいなー。しかし必要な素材集めるのは疲れるね…('、3_ヽ)_ むぅん


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新GMがやってきた!


 前回のメンテ、2.09は個人的挑戦の締切日でもあり、アリスはINはしましたがほぼ棒立ちで自分との闘いを繰り広げてました_(:3」∠)_
 そちらは一段落ついたので、ちょっと出遅れましたがアリスも新GMに突撃!


新GM


 今回はフィンダムにある古代神殿とやらが舞台のようです。メインクエなどで行った場所ですね~
 毎度魔職なアリスでしたが、今回は赤火力職での挑戦!(`・ω・´)
 最初はファイターで行ったのですが、どうやらウォリアの方が火力出るっぽいと気付いて、それ以降はウォリで行ってました~。武器作っておいてよかったぜ
 さて、今回の新GMですが、レベル帯が三段階あって選んで行くことができます。

・古代神殿の死闘 戦況:軽度(LV65)
・古代神殿の死闘 戦況:重度(LV70)
・古代神殿の死闘 戦況:危険(LV75)


 うちは主に一番下の75戦況をGM時間に行っておりましたー
 どの戦況でも共通かは不明なのですが、75戦況ではチームが二手に分かれます
 ムービー後、グリゴリや侵食ワーグとの戦闘を終えた先にはこういった分岐地点が待っております


新GM1

新GM2


 このGMは4:4に分断された状態で先に進むことが前提となります。なので、チームはバランスが取れている方がよいでしょう
 具体例を上げると、相手に狂侵ゴアがいること、またコア出しが必要な敵も出ることから、緑はいた方がいいです
 また、弱点コアの色がバラけている敵が出ること、一つの部屋に大型が二体出ることもある、という状況を見ると、敵の分断、エンチャの青職さんがいた方が武器持ち替えなどをせずにコア削りができるのでスムーズでしょう
 上記を考えると、左右に分かれるPTはそれぞれ赤2、緑1、青1といるのが理想でしょうか

 話を戻しまして~
 最初の通路のどん詰まりまで進むと『左方』『右方』と書かれた小さな石碑が四つずつあります
 『殲滅指定区域』と表示の出て光っている石碑が転移可能な石碑です。一人が使うとその後使えなくなります。それが左右四つずつで合計八人分あるので、どちらかを選んで行くことになります
 うちは始める前に左右の分担を決めてから突入しますが、野良さんの場合はメンバーによって分担が変わる場合もあるので注意しましょう
 ちらっと書いてしまった敵ですが、共通しているのが

『最初の部屋にスパインバック、のちにわくビフレスト(一緒にわにが出るが無限湧きなので極力無視。青職さんがいたら状態異常にしてもらうとよいかもしれない)』

『狂侵ゴアサイと侵食鳥(名前…)』

『侵食グリ、マンティかゴアサイが出る』


 という感じです(´・ω・`)
 最後の部屋は侵食グリから先に倒した方がよさそうです。後回しにすると侵食の状態異常にかかる確率上がっちゃうしね(´・ω・`) 
 で、左右で先に全滅させた方が、まだ戦っているチームを助けに行くことができます。そこで合流~という感じですねー

 最後の部屋には『狂侵ベヘと侵食鳥(かなり硬い)とゴアキメラ×2』がいます(´・ω・`)


新GM3


 ここですが、まずはこの鳥を殲滅させましょう。敵の分断をしている青職さんはかなり大変なのに侵食鳥なんかきたらさらに大変になってしまうので、まず、鳥、殲滅!です(`・ω・´)
 青職さんの一人がべへを、もう一人がゴアキメ一匹を、そして誰かがもう一匹のゴアキメの注意をひきつつ鳥を殲滅。そうしたらゴアキメの処理にかかりましょう!それまでにきっともう片方のゴアキメを足止めしている青職さんが寝かしつけるなどして駆けつけてくれるはず…
 ゴアキメ×2を倒したら、ようやくベヘです
 このベヘも動きが早くて厄介です。当たったら多段する体当たりで結構な距離を移動したりします…。てんしょーしたりするウォリアはスカすること多いです(´Д⊂ヽ 動かないでええ
 スローなどが入っていれば攻撃当てやすいですが、きっと状態異常入りにくいんだろうな(´Д⊂ヽ
 頭、背中、尻尾の付け根、それから左前足に侵食核がありますので、頑張って壊すとダウンを奪えます!
 この核は再生速度が結構早いので、もたついてるとまた核が生えなおしたりするので、頑張って壊しましょう…
 また、狂侵系は総じてダウン時間がとても短いです。ダウン時に状態異常で延長を入れる場合は注意が必要です(´・ω・`)
 このベヘを倒すことができればGMクリアとなります!


 今回のGMの正直な感想は、めんどくせぇな、です(´・ω・`)
 基本的に四人に分かれて進行するので八人火力で押し切る!ってことはできませんし、最後の部屋も大型が多かったり小型は硬かったりであっさりできません。また、砦のようにJPがもらえる仕様でもないので、防具作成に必要な分が揃ったら過疎ってしまう気がします…。ここ特有の修練対象の敵もいませんしねー
 あっさり短く行くこともできないし、一回行くのにそれなりに時間がかかるので、大変です('、3_ヽ)_
 アリスも防具分が揃ったらここはひとまず…という感じかなぁ


DragonsDogmaOnline_1486817670.jpg


 こっそり。GM後なんとなくその場に残っていた人達で撮った一枚。パンツさんきょーだい(?


すごくお久しぶりです(´・ω・`)


 けっこーお久しぶりです。アリスです(´・ω・`)
 そろそろ何か書かないと広告出んぞ…と思って顔を出しました_(:3」∠)_
 リアルでPCに向かって取り組んでることがありまして、そちらが一段落するまではブログの更新がノロノロとなっております。毎度大したこと書いてるわけじゃないんですが、クラン小説もおやすみしてるので、次出番の方待っていたらすまねぇ…
 さてさて。今回何書こうかな~~と考えまして…まぁこれですよな


・チョコを好きなキャラにプレゼント!「バレンタイン総選挙」開催


 公式HPはこちら
 2月、どこでも定番といえば定番のイベントですねー
 DDONのバレンタインは条件達成でバレンタイン限定の自室用の家具がもらえるものとなってます。ハロウィンと似たような感じです
 イベントに参加する順番としては、

『クラン酒場にいるNPCシェリーのクエストを受注する』

『モンスターを討伐、「激選カカオ」を手に入れる』


バレンタインイベ1



『シェリーから再びクエストを受注。「癒しの薬」「激選カカオ」それぞれ1つずつ用いて「特製チョコレート」をクラフトで作る』


バレンタインイベ2


 これでようやくイベント参加のチョコができます!
 ハロウィンはお菓子を拾って交換形式でしたが、今回はクラフトしないとならない手間があります(´・ω・`) せっかくできたチョコもアイテムとしての性能はそう高くなく…。何よりストック数が10っていうのが痛い。お菓子は50個持てたのになぁ
 うーん、ハロウィンくらいストック数便利でボロボロ落ちるとよかったんですが
 今回はこのイベントに合わせてロットガチャがきてます。カカオが落ちやすくなるよ~っていう見た目装備ですね。1回1黄金石、10黄金石で11回引けます。まとめるとちょっとお得
 アリスは、まぁせっかくなので何個かでればな~~と思いながら11連引きました。その結果…


チョコ武器!


 リュック画面の下四つがチョコ武器です!
 ロットの結果画面撮り忘れましたが、S四つきたので、上々でしょう~~
 ということで、アリスはそれなりにチョコ集めを頑張りました。家具は欲しい!
 報酬は『チョコをプレゼントした数』がカウントされます。プレゼントできる相手などは公式ページにあるのでチェックしてね! アリスはエリオットくんに貢いでおりますよ~。ガルドリン一位の人がすごいらしい…
 せっかくチョコ武器出たので装備してぐるぐるしたらすぐ達成できましたヽ(´ー`)ノ
 今回のイベントは一人に上限設定がないので、『覚者全員のプレゼント合計数が214万個突破で「チョコレート・ファウンテン」がもらえる!』の条件もすでに満たしてしまったようです…w かなり頑張ってる方もいますしね…。数字見たとき最初絶対いかないとか思ったのに蓋を開けたらこれだよ…
 さっそく家具をお部屋に飾ってみました!


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 このチョコレートのテーブルのコレじゃない感がすごい( 写真が真上から撮れないのでアレですが、真上から見るとチョコにしか見えないからなぁ…。それがテーブルと椅子という違和感よ…


 あと書いてなかった出来事といえば、


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 ほんとーにタゲがよく切れる! 攻撃とかよりタゲ切れがヤバい! なアドタラスクと、


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 縁の下の力持ち=たまねぎ剣士=??? さんなどが頑張ってくれたおかげでクランレベルが10になり、拠点二階を解放できました。゚(゚´Д`゚)゚。
 二階はこのテーブル席が白竜神殿が見えてカフェみたいないい雰囲気がありますヽ(=´▽`=)ノ
 新GMはいつきますかねー。やっぱりバレンタイン終わったあとになだれ込みかなぁ…とか思っていたり
 しばしブログはぼちぼち更新となりますが、たまに覗いてやっていただけると幸い(´・ω・`)


あけてます、おめでとうございます!


 そんなわけで、新年挨拶より小説更新が先となっていますが、改めまして!
 あけましておめでとうございます。今年もZyklusとアリスをよろしくお願いいたしますヽ(´ー`)ノ
 去年、12月にフラッグを掲げるのに集まったのですが、今回はクラン拠点一階の広間を解放したよ記念と新年会を兼ねて集会をしました!


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 今か今かと解放を待つみなさんもペタリ・ω・
 これ、ドアは毎度しまっているようですね…w 解放してから「あれ? フラッグと同じでやっぱ一回でないとダメか!」ってみんなで外に走り抜けましたが、実は扉が開いていた可能性もあったかもしれない…と今頃・ω・
 さて


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 新年会といえば『今年の抱負を言う!』くらいしか思いつかなかったので、そうしました_(:3」∠)_
 まずは自分から。そして幹部(サブマス)に続いてもらいましたー。横で応援しているアリスです(´ω`)
 アリスの目標…。今年中のどこかで『全ジョブカンスト』した状態を作れたらなとは思ってます…
 いいか? ここで重要なのは『今年中のどこかで』というところだ! 今シーズン中にいけるとは言ってないからな!! 勘違いしないように!!!
 実際2月から3月実家に戻る時期があるので、今シーズンは難しいかもしれないです('、3_ヽ)_ 首きたら…頑張るけどさ……
 もっと写真撮ればよかったんですが、あんまりないのです。後ろの方や窓側にも人がいたので、かなりたくさんだったと思います! 誰かが30人くらいいるって言ってたかな…? すげぇ多い(゚д゚)
 定番の集まって記念写真もパシャリ


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 アリスちゃんバスローブです(´・ω・`) 水色だった…。ピンクか紫がよかったなぁ
 72一式か着飾り福袋か悩んでこっち買ってしまったよ~。レベリング考えたら72一式買うべきだったか~~( ゚∀゚)・∵. グハッ!!
 買ってしまったものはしょうがないのでしばらくバスローブアリスです・ω・ 裸族じゃないよ!!
 ペタっとおまけ。寝落ちしてしまったのか微動だにしないエリミ頭のクラメンを囲んでパシャっと一枚


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 そんな感じで! どうぞ今年もよしなにしてやってくださいヽ(=´▽`=)ノ


300グラムの心臓の行方



 一言で今の気持ちを表そう。
 暇だ。
 うん、実に暇だ。
 広いとも言えないけど狭いとも言い切れない適度な広さの店内はガランとしていて、お客さんの姿はない。
 新人覚者兼新人社員であるカズくんがハタキで律儀に商品の埃を落としているけど、なんとも微妙な顔をしてる。昼間から閑古鳥のウチは本当に大丈夫なんだろうか、とか思われてるのかもしれない。
 斜め向かい側で帳簿に目を落としていたリオが薄い茶をすすった。「今月も経営ギリギリね」「そーだろうねー」同じく薄い茶をすすって返すと睨まれた。
 リオは基本が真面目だから、オレの基本が不真面目なところとはよくよくぶつかりあう。
「何、そのやる気のない声は」
「うーん」
「風馬がゾマから撤退してから気抜きすぎ」
「だってさー。ライバル店が突然の閉店だよ? そりゃあ気も抜けるよ…」
 風馬、と見慣れない文字を掲げていきなり店を出してきた若い子を思い出す。爽やか系、というよりどこか抜けてる天然系の青年だったな。
 お決まりの白竜様の木彫りではなくゴブリンやオークの木彫りを並べて、かと思えば実物大だという白竜様の爪が店の扉の取っ手としてインパクトを放っていたり……まぁ、面白い商品を揃えてる面白い店だったんだけど。この間の大きな地震で外出しようって人が少なくなって、ゾマなんて辺境に出店した彼の店は経営難で潰れてしまったんだそうな。
 こんな辺境の地に現れるとは思っていなかったライバル店の出現。それに合わせてウチも負けじと新商品の開発や新サービスの提供を考え、人手が足りないと新社員のカズくんを入れたりしたのに、今はこれだ。ライバル店はゾマから撤退し、うちは今まで通り、このゾマで決まりきった住人相手に決まりきった商売をしている。
 ………暇だ。実に暇だ。
 いや、やろうと思えばやることはあるし作れる。でもそういうんじゃないんだよな。こう、心が暇なんだよ、オレは。
 ぼへっとしているうちに店内の壁掛け時計が午後五時を告げた。
 完全に陽が沈むと昼間とはまた違ったモンスター系が暗闇を蠢き始める。この時間になれば外を出歩こうなんて一般人はいなくなるし、みんな帰宅を始めて夜に、そして明日に備える。だからウチもこの辺りから店じまいの準備を始めて、三十分後には閉店だ。
 店内の椅子をテーブルの上に逆さにのせて床に邪魔なものがない状態にして、まずは箒で埃や大きなゴミを掃く。次にモップがけをする。椅子を下ろす。テーブルを拭く。小さな喫茶スペースを兼ねてるうちは明日の食材その他があるかを確認して表に印をつけ、切れそうなものや足りなさそうなものはメモ欄に一言書く。
 この喫茶サービスも、風馬店ができてから呼び込みを兼ねた新サービスとして始めたものだ。店内でお茶をするなら嫌でも店内の商品が目に入るだろうし、宣伝にもなるだろうと、色々考えてやり始めたこと。結果的にあんまり繁盛しなかったけど、自分の店でお茶を飲む口実くらいにはなっているかな。
「今日モリは?」
 リオの食材のチェックをしながらの声に、「見てないです」と返したのはモップをしまってきたカズくんだ。「朝からいないの? まったく、何してるんだか」「店長だからなぁ」「店長だったら何してもいいってわけじゃないでしょう」いかにもきっちりな意見に肩を竦める。まぁそれはそのとおりです、はい。
(しかし、何してんだろうなぁウチの店長は。いたってとくにやることとかないけどさー)
 閉店準備を終えて外に出ると、空の半分はもう暗い色になっていた。しっかりと店の扉に鍵をかける。これで本日の営業はおしまいっと。
 すぐそことはいえ、何かあるといけないから、リオ、カズくんと一緒に礎のある場所まで行く。カズくんはここから神殿へ飛んで帰るのだ。「気をつけてね」「はい。お疲れさまでした」「お疲れー。また明日~」ヒラヒラ手を振って頭を下げたカズくんを見送る。
 覚者のみ使えるという不思議な石碑は、白っぽい光でカズくんを包んだあと、その姿を連れて行った。
 毎日、カズくんは神殿から石碑を使ってゾマにやってきて、そして帰っていく。 
 実を言うとオレはこの不思議な石碑があまり好きではない。というのも、それはやはり一般人には許されない特別性を持っているからだ。
 竜力で動いていると噂のこの不思議な石碑は、力のある者にしか利用できない。力のある者は、即ち、利用する許可を得た者、ってことだ。
「まだ苦手なの。こんなものが」
 リオのぼそっとした声に意識して眉間に皺を寄せた。「んー? 何が?」「石碑よ。便利なものなのに」「うーん。便利なのは分かってるんだけどね」ぼりぼり頭をかいて誤魔化すオレを鋭い視線で射抜くように見据えたリオは言う。

「あんたは認めたくないだけよ。自分が覚者なんだってことを認めたくないだけ。それを使ってしまえば自分が覚者だということを自覚してしまう。だから石碑が好きじゃない。嫌いというより、怖いんでしょう。
 あんたは逃げてるのよ。こんな辺鄙な場所にある店を開く手伝いをして、そこで普通の人間みたいに振る舞っていれば逃げられる運命だとでも思ってるの? そんな甘くないわよ、覚者って」

 珍しく長く喋ったあと、リオは風で暴れる髪を払ってツカツカと歩いて行ってしまった。
 まったく、女って生き物は鋭い。言葉の刃物が容赦なくない心臓を抉っていくようで、できるものなら吐血でもしてしまいたい気分だ。


 こんな気分になったときは飲むに限る。
 宿屋も入っている金の杯亭の扉を押し開け、二階へ続く階段を上がっていく。
 そう広い場所ではないけど、楽器の弾き語りをしているララっていうお姉ちゃんに、店員のシェリンちゃんに、エリマスのナディアは美人だ。だいたい酔っ払ってる騎士団のサラミスって男がうるさいことを除けば、美人な子の多い上出来な酒場だろう。
 オレはだいたいここに一人で来る。飲みたい気分のときはモリが来ることもあるけど、アイツはあれで妻子持ちなのでなるべく家に帰ることが多い。今日は何してんのか知らないけどさ。基本自由だからなぁアイツ。
「はぁいモン。今日はどうするの?」
「いつものでいいよ。芳醇エール酒。つまみは、ハーブサラダにしようかな。たまには健康的に」
「オッケー」
 ウインクを残して酒とつまみの用意を始めるシェリンちゃんをぼやっと眺めつつ、テーブルに頬杖をつく。
 ゾマに店を開いてこれで数年か。何年目だったかな。忘れたな。この場所はあまり季節感もないし、意識してないと月日なんてすぐ過ぎていく。
 ハーブサラダとエール酒を持ってきたシェリンちゃんに「葉巻も頼むよ」と注文を追加。「一本でいいの?」「じゃ、三本かな、とりあえず」「オッケー。懐は大丈夫? モンのおかげでウチは繁盛してるけど」こっちの財布の心配をしてくるシェリンちゃんにとりあえず笑っておく。オレは女の子の前ではだいたい機嫌がいいし、懐もあたたかいのである(ただしリオは例外である)。
 耳に心地のいい弦の音色と、接客しているシェリンちゃんの声に、飲んで笑う誰かの声。うまい酒に、今日はさっぱりしたサラダのつまみに、自分へのご褒美であるタバコをふかす。
 今だけはこの景色がオレの世界のすべてだ。タバコの煙を吸い込んで吐き出して、酒を味わって飲んで、つまみを食べて、賑やかな空間に身を浸す。この時間だけが気楽で、気持ちよくて、何もかもが苦でない。
(こんな時間が永遠に続けば、永遠の命も悪いもんじゃないと思えるんだけどなぁ。人生、そううまくはできてないんだよな。全く誰が考えたか知らないけど、やな神様だよ)
 どれだけ丁寧に味わってもいずれ酒は飲み干すし、タバコはなくなるし、サラダも食べ終わる。そうなれば夢の時間もおしまいだ。明日を考えて惰眠を貪っておかないと、結局昼間に寝てリオに怒られる。オレにはそんな明日しかない。それは特別悪いものでも、いいものでもない。
 ふらつくでもない足元のまま金の杯亭を出て、すっかり深夜となっている空を見上げた。星も見えない。曇りか。
 ぼちぼち歩いて、ゾマの拠点の中でも端の方にある安価な自分の家へ戻ろうとつま先を向けて、何か、鈍い声を聞いた。そのあとズルリと重たい何かを引きずるような音が続く。
 ごくり、と生唾を呑み込んで、夢心地から一気に現実に叩き落されたかじかんだ意識で手を伸ばす。
 ただの飾り。そんな程度の装備にしかなっていない自分の剣は今日もおもちゃみたいに腰からぶら下がっているだけだったのに。
 その剣を抜いて暗闇の中に飛び出す。もう人間じゃなくなったオレの目は少し慣れれば知っている場所の輪郭くらいは見えてくる。
 昼間は放牧されていた牛も夜は魔物が出て危険だからと小屋の中に戻される。その小屋の扉が不自然に開いていて、中の牛が興奮していた。数を数えてみると、一頭、いない。どうやらさっきの物音は牛が何かに襲われたということみたいだ。
 剣を手にしたまま目を凝らしてあっちこっちを睨みつける。
 ズルリ、という微かな音にそっちをじっと睨んで、ようやく見えた。ふらふらとした足取り。でも人の形をしたアレは、アンデッドだ。意思のなくなった空っぽの肉体に器を探した竜力が宿った淀んだ存在、とかなんとか、リオが言ってたっけな。
 どっちみち、死んでるんだ。生きてる者に手を出すのはやめてもらわないと困る。
 足の遅いアンデッドには本気で走ればすぐ追いついた。牛は前足をやられたみたいで自力で逃げることはできないようだけど、まだ生きてる。アンデッドを始末すればまだ間に合う。
 ありったけの勇気を振り絞ってでたらめに剣を振るう。相手の動きは遅いからでたらめでも腕を落としたり首を落としたりしてなんとか動きを止めさせ、最後は蹴っ飛ばして牛から引き剥がした。モウモウうるさい牛をなだめつつ怪我のぐあいを見る。…感染症とかなけりゃ大丈夫な傷だけど。
 アンデッドを撃退して気が緩んだせいか、オレは頭上を飛び交う影に気付かなかった。気付いたときにはルールルーと歌声が耳に入っていた。
「ハーピ…っ」
 ぐら、と揺れた視界でなんとか牛を救出しようと思うものの、覚者になってから久しくなかった猛烈な眠気に意識が負けそうだった。
 ハーピーがアンデッドと組んだのか? いや、そんな賢い奴らじゃないだろ。たまたまアンデッドが牛を引きずってるのを見つけて、そのアンデッドを倒したオレを観察して、ゆっくり空を飛んで近づいて、オレと牛を眠らせていただこうって狡猾な考えを実行しただけだ。
(どうする)
 剣しかないオレじゃ空で歌ってる奴らを落とすことなんてできない。歌がやまなけりゃこのまま牛ともどもハーピーの餌だ。
 眠れば楽になれるかもしれない。この終わりの見えない人生から解放されるかもしれない。
 そんな淡い期待は、ヒュンヒュンと回転しながら飛んできたダガーに呆気なく切り裂かれた。
 どこからともなく飛んできたダガーはハーピーを次々と落とした。遠慮なく突き刺さった刃物にハーピーがダミ声を上げてもがいている。
 なんとか眠らずにすんだオレは、まだふらつく足で落とした剣を拾い上げた。「おーいモンー! モン吉ー! モンの助ー!」「やめんか」誰がモン吉だ。誰がモンの助だ。「ぶーじー!?」「ぶーじー!」拠点の方からぶんぶん手を振っている上に細長い奴にぶんぶん剣を持った手を振り返し、軽く頭を振ってから落ちたハーピーを睨みつけた。
(あーあ、胸に突き刺しちゃって。もうちょい考えて投げろよな。ハーピーのスモークは結構うまいんだぞ)
 とかぶつぶつ思いつつ、まだもがくハーピーの小さな頭を掴んだ。顔面と声が人間に似ているせいか、こっちを脅かす敵だっていうのにイマイチ殺意を抱けないまま、細い頭をぐりんと回してハーピーが窒息するまで待機。その後、首を伸ばして骨のない部分を探し、かざした刃を振り下ろして屠殺した。
 こんな僻地だ。ハーピーだって充分な食料になる。適切な処理をすればこのハーピーだって傷物にはなるけど食えるさ。
 そうやって黙々と作業していると、細長い奴こっちに走ってやってきた。
「やー、危なかったね。気づけてよかったよー」
「さんきゅー」
「んで何してんの?」
「見たら分かるだろ。このハーピーは食料にするんだよ」
「ははぁ。そういうの詳しいよねーモンは」
「食えるもんは食わなきゃ損っしょ」
 今日初めて姿を見せたウチの店の店長ことモリは薄くなった自分の頭頂部をぺちぺち叩く。「まぁそうだねー。それ、ウチで出す?」「全部はさばききれないから、半分は酒場に提供しよう。次のお代くらいチャラにしてくれるかも」「お、それいい! 賛成~。じゃあボクは牛のこと報告してくるよー」言うが早いか、まだ寝ている牛をひょいっと担ぐので思わず目を剥いた。そのまま走り去っていく背中が普通すぎて、なんていうか。覚者って便利っていうか、非常識な存在だな…。
(覚者。か)



「おはようございます」
「おはよーカズくん」
「おはよ~」
「おはよう。今日はいるのね、モリ」
 リオの睨みつける攻撃にもモリはなんのそのだ。「今日はねーハーピーのお肉があるんだ! これスモークにしてサンドイッチとかどうかな? おいしそうだよー」そして空気を読まず思ったことを言っていく。そしてリオは真面目だから、この『ハーピーのスモークサンド』という商品について真顔で考える。
「野菜やチーズはあるけど、パンがないわよ」
「んじゃオレ買い出しで。神殿行けば売ってるっしょ?」
 手を挙げたオレをリオが睨みつけた。目を合わせて、数秒。向こうから視線を外した。
 カズくんが慌てたように「あ、買い出しなら僕行きますよ!」と言ってくれるのを笑って却下する。
「だーめダメ。カズくんは調理場の方見学してた方が勉強になるって。買い出しくらいオレでもできますからね」
 そう、オレでもそれくらいできるのだ。あの石碑さえ使えば。
 ポケットに財布を突っ込んで店を出て、礎の前に立つ。
 一つ深呼吸。
 二つ深呼吸。
 よし。行こうか。
 ぺたり、と石碑に掌を押し当てる。気のせいではなく淡く発光した石碑を睨み上げて、久しく訪れていない遠い、白い神殿を思い浮かべる。
 覚者ゴッド・モンキー初めてのおつかいは、神殿レーゼで食パンを手に入れることから始まる。


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アリス・アザレア

Author:アリス・アザレア
DDON、クラン『Zyklus』のマスターやってますヽ(´ー`)ノ
趣味は書くこと。

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