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2.3開幕! やっておいた方がいいこと


 アリスはメインストーリーも終わりましたが、まだの方の方が多数かなと思うので、ネタバレのない範囲で2.3について触れてみようと思いますー
 精霊竜ウィルミア黒騎士については前回の記事で触れたので、それ以外のことを…


 やっておいた方がよいこと

 まず、『色々あって何からやればいいんだ!』状態の方のため、今後のためにも優先した方がよいだろうことをチラリとご紹介

・エリアランク上げ
 今回モロー樹林』『キンガル峡谷に印記章が追加されました。新しい印記章です
 80中装備や80中武器を作るためには新しい印記章が必須となってきますので、後々のことを考えてこの二つのエリアランクは早めに15にしておきましょう!
 試験には80レベルの敵が出てきます。手強いですが、75装備で全く歯が立たないわけではないので、頑張っておいた方がよさそうです(´・ω・`)

・77武器の作成
 エランの【旧船頭寄合所】で『厚い貝殻(10個で塊の巨大な貝化石)』
 モローの【ディプニエ大侵林】で『瘤だらけの枝(10個で塊の病み枝のリース)』
 キンガルの【アンビュロス大遺跡】で『図入りの古布(10個で塊のスピリッツタペストリー)』
 以上の新しい地域素材が必要となってきます。あとはブライトチタンですね
 職によって塊が必要な数が異なるのでチェックしてみてください~
 シルチケで武器出た~って方はそれで代用できるので77は飛ばして大丈夫かと思われます!
 上記のダンジョンは75の敵が出てくるので75武器でなんとかいけますが、次のダンジョン(80武器作成のために通うことになるダンジョン)の敵は78レベルとなり、75武器では全然ダメージが出ません…。メインの職だけでも77武器があった方がよいかと思われます(´・ω・`)
 緑は80まで我慢してもいいかなぁと思いますが、赤職はあった方がよいだろうなぁ
 今はバザーでお金の力で素材を買うこともできるので、ご検討ください~

・風彫りの未鑑定装具【兵】を集める
 ポーンのクラフトレベルの上限が上がるので、また試験があります
 『風彫りの未鑑定装具【兵】』を10個集めて『風彫りの未鑑定装具【将】』にクラフトするというものです
 各地で集められるダンジョンがあるので、試験三人分の30個、意識して集めておいた方がスムーズに試験をパスできるかと思います

・戦技(アビリティ)解放のため各ジョブマスの試験を受ける
 今回は新しいアビリティのみですが、BOを振れるようにするためにも早めに試験をパスしておきましょう
 試験を受けれるのはレベル60からです。アリスはサポの力で届いてない職は押し上げましたので、なんとか全職試験終わりました(´・ω・`)

・倉庫整理(重要)
 地域素材、また増えます。それ以外にも色々新しい素材、増えてます。装備や武器を作れば当然荷物は増えます。しかし、倉庫のページの拡張はありません!
 ひじょーに由々しき事態です。倉庫なんてみんなとっくにパンパンでしょうに、今回も増えませんでしたね…
 ということで、地域素材だけ見てもかなりの数枠が占領されます。新しい装備を作ればその装備も枠を取りますので、古い素材やいらないかなと思う装備などは処分したりバザーに出したりして荷物整理をした方がよさそうです…


 ざっと取り上げると、まずはこんなところから始めてみてはどうだろうという感じですね~
 シーズン始めはアレコレやることがありますが、自分のペースで進めていきましょうヽ(´ー`)ノ
 さて、話は変わりますが…新しいガチャが来て、シルチケ500枚を投入してガチャコンした結果、アリスはセージの盾を当てました! なので武器のあるセージをとっとと上げてカンストさせまして、今度のEMGMではセージなら出せるぞ! な状態になっています((o(´∀`)o)) えっ修練? うん、今やってるところですね…
 セージ、着たいと思っていた装備と盾をパシャリ!

 
盾!


 この青い胴アーマーは前から着たいと思ってたので嬉しい((o(´∀`)o))
 盾も黒染めしたらかっこいい感じになりました! やったね!
 そしてカンストしてから新しい胴アーマーを作ってみました


開いてるアリス2


 裾がなんか羽みたいな感じでかわいいのですね! 袖のところもかわいいね!


開いてるアリス1


 うん、でも前はなぜかガバッて開いてるんだ…(゜レ゜)
 なんか合うのがなくてとりあえず水着着てるんですが、す○にゃ○って人がハレンチだって言ってました・ω・ そんなことは…ないよ…??

 次回は80武器についてでも書こうと思いますヽ(´ー`)ノ 今回はこのへんで~


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2.3が来るらしい((((;゚Д゚))))


 というわけで、留守から戻ってきたアリスですが、今週木曜に2.3が来るようですね(゚д゚)
 賞金首とか全然できてねぇよ状態…。72とか73で止まってるジョブがいくつかあるので上げきりたかったけどなぁ(やりかけの他ゲームをプレイしたそうなアリス
 まぁまずは公式サイトを見てみましょう!

2.3が来るよ!公式ページへ

 ざっと見た感じ、ここにある情報だと目玉は精霊竜ウィルミア(GM)と黒騎士(EM)ですかねー


・精霊竜ウィルミアについて

 ウィルミアはおそらく竜扱いだと思うので、アルケミで習得できる竜狙を持っていた方がいいかと思います。自分の火力アップですね
 動画の限りだと雷技を使うようですが、弱点は何かなぁ…
 何が弱点できてもいいように、ソーサラーで習得できる攻炎などの属性攻撃のダメをアップできるアビを取っておいた方がいいと思います。まだの人は2.3来るまでにちょっとでもやってみましょう…!
 運営開発レポートの動画によると、ウィルミアはゴルゴランみたいにいきなりボスから始まる感じのGMになるようですが、ずっと殴っているだけではなくギミックを挟むらしいですね(確かそう言ってたぞ… めんどくさくないといいな、このギミック…
 まぁGMなので簡単ってことはまずないでしょう! 竜狙、まだの人は修練頑張ろう!\( ゚д゚ )/

・黒騎士について

 黒騎士は運営さんの動画内で実際どんな感じかがチラッと紹介されてますので、まだの人はチェック!
 まずこの黒騎士、コアありです。スムーズにダウンを取ってクリアを狙うなら緑職は必須となりそうですね
 動画を見る限りでは黒騎士はワープしたりしてとにかく動き回るようなので、今回はウォリはやりにくい相手とも言えそうです。ウォリは一発が大きいぶん動きが重たいですからね(;´Д`) その意味ではソサも難しそうかなぁと思います。詠唱もそうですが、瞬間移動するので攻撃全部当てにくそうだ…
 さて、黒騎士、コアの色なんですが……


抜粋1


 上のSSは運営動画から抜粋してきたものです
 黒騎士のコア、白色なのですね
 白い色のコアはチャンス効力に依存して削れやすさが変わります。今までの敵で言うとゴーレム系と人系(ディアマンテス)などですかね。
 チャン効アビはウォリアとシーカーで習得できます
 EMは時間制限があるので、スムーズにダウンを奪うため、チャン効アビの修練をしておきましょう!

 ウォリアー
【迫攻】 瀕死状態中にチャンス効力が上昇する
→  初回から瀕死で行くことはないと思いますが、これも効力上がります
【精攻】 スタミナが一定以上のときチャンス効力が上昇する
→  これは近接で常にスタミナ消費する職には維持が難しいですが、詠唱でスタミナ回復のアビを入れているソサなら満たせそうですね
【勇攻】 体力が一定以上のときチャンス効力が上昇する
→  体力が一定以上という制限がつきますが、こちらと下の重攻は最低限あった方がよさそうな感じです
【重攻】 チャンス効力が上昇する
→  こちらは制限なしで常に効力がかかった状態となるようです

 シーカー
【深攻】 チャンス効力が上昇する
→  シーカーで戦技ツリーを解放していくと習得できるアビリティです。修練が始まるレベルが高いので、首があるうちに修練解放までレベルは上げておきたいところですね…。ツリー解放のためBOなども必要なので、敷居が高めかもしれないです

 また、重攻は鑑定ジュエリーで出るという話なので、持っている方は捨てないように…(´・ω・`) 重攻などはコストが高いので、『どうしてもコスト的に入れる枠がない!!』という人はジュエリでつければ気持ち、うん…ないよりいいと思うので_(:3」∠)_
 黒騎士はパッと見たところ人型ですが、覚者よりずっと大きいし、【人狙】が適用されるかはナゾですね…。【魔狙】辺りもありえそうというか。狙系アビは当てはまらない? とかもあるかもしれないし…
 余裕のある人は【○狙】系アビの修練をしておくとよいでしょう(´・ω・`)
 アリスはまだシーカーのアビさっぱりだし(まず鹿のレベル51辺りで止まっている)、勇攻か重攻かどっちか6じゃないし、修練やらないとですね('、3_ヽ)_
 あとはもうちょっとでカンストまできている青ジョブせえええぇじを頑張るかなぁ…。古代神殿でうちは慢性的な青ジョブ不足で、赤やりたいけど面子的にいつも青…って人もいたので、緑と赤出せるようになったから、アリスの次の課題は青ジョブの提供_(:3」∠)_



 新GMEMに直接関係はしないか? するか? 分かりませんが、新しく追加されるフィールドなどでもやはり侵食された敵は出るでしょうから、スピランで習得できるアビリティ【侵狙】などは修練しておいた方がいいでしょうね。核の生えた狂侵系も増えるようですし、核へのダメージが上がる【侵壊】も上げておいて損はないでしょう
 スピランは俺もアビリティ用に上げましたが、まだ上げきってないのたくさんあるし、やらないとな…。古代神殿のために上に書いたアビはマックスにしましたが、他にも有用そうなアビはあるし
 他に取り上げることは~…

・アズール装備  今回の最強防具? かな。この防具から使い捨てでポイポイしていたのがちょっと変わるらしいですが…
・新モンスター系  エントはエント! 狂侵デーモンはもうスカージ! 狂侵グリは侵グリでもうめんどくさいから勘弁して! という感じですね…
 ここには紹介ないですけど動画ではセイレーン(ハーピーみたいなやつ)とか映ってたので、紹介されてない敵もいそうです
・クランダンジョン  動画で触れてましたが、タイムスコア形式らしいです(´・ω・`) まずは各地のダンジョンで手がかりを発見するところから始めるらしいのですが…うーん_(:3」∠)_
 動画では発掘武器くらいに入手がしづらいみたいな話をしてましたが、そもそも発掘武器だって課金しないとぜんっぜん出ないので、課金コンテンツとなりつつある発掘武器と比べるのはなんか違わないか…と思うんですけど、とりあえず出にくいらしいです。マゾいんだなと思ってよいでしょう
 ここで手に入れることのできるフィネガンズ装備は重量ゼロが売りらしいです。IRは75だったかな。装備がどんな形式かによりますが、ジョブ共通とかなら使えそう…かなぁ
・リファイン要素  パレットの切り替え時間が約半分ほどになるそうです。動画で実際比べてましたが、うーむ…
 倉庫は増えないんですかね?? あとカメラは戻らないんですかね??? カメラモードにするとポーンがカメラの方を向くよ、と言ってましたがその前にやることあるのではないかなぁ…
・動画で言っていたこと  地域素材は今のところ破片というか小さいのを集めてクラフトすると塊になる、ということはできましたが、その逆はできませんでした。塊をバラして破片にするってところですね。ここができるようになるらしいです。クラクエの納品などが楽になりますかねー

 ざっとこんな感じですかねぇ。細かいところはアプデが来てみたいことにはなんとも~です
 何はともあれまずレベル上げをしなくてはならないアリス(カンスト控えてるジョブが3つほど。鹿とケミは50台止まり)
 レベル上げ……_(:3」∠)_


鈍い天秤




 ふと気がつくと、人の出す喧騒の音が遠ざかっていて、目の前に竜がいた。とても悲しそうな目をした蒼い竜が。
 とても悲しそうなのに、残酷なほど美しい蒼い鱗を持った竜の突然の出現に、私は戸惑いながらも剣を抜こうと腰に手をやった。だいぶ握り慣れてきた剣の柄は今日も掌に吸いつくようで、なんとなく、気持ちが悪い。
 それは錯覚だ。剣を握るようになってまだ日が浅い私の覚悟の甘さの表れだ。
 私たち覚者に力を与えている白竜さま以外の竜は、白竜さまに害なす存在。だから、戦わなければならない。たとえ相手が今にも泣きそうだと思う美しい竜だとしても。
 決して心を許してはいけない。竜には人の心が分かるぞ、と真剣な顔をして私に説いたオハンを思い出す。
 誰もいない。ここには私しかいない。私がやらなくちゃ。私が。
(ダイちゃんは? オハンは? さっきまで一緒だったのに)
 よりによって、初めての竜との対峙がタイマンなんて、誰も思わないって。
 今にも涙がこぼれるんじゃないかと思うくらいに潤んだ瞳で、それでも泣けないままの竜の瞬きが、まるで泣くまいと歯を食いしばっている人間のように思えて…一瞬、目の前の竜が等身大の人間になって、私は泣いている人と対峙しているような気がして、気持ちが迷って…そのほんの一瞬。その間に竜はスルリと私を通り過ぎた。鞘から剣を抜きかけた姿勢で振り返る。竜は私なんて見ないまま、何かを目指して歩いている。
(ああ、なんだ。これ、夢か)
 白昼夢ってやつか、単純に昼寝をしちゃって見ている夢なのか。まぁ、どっちでもいいや。夢であるなら剣を抜く必要もないし。
 あからさまにほっとしている自分の覚悟の甘さを改めて思い知る。
 でも、今はせっかくだからと柄から手を離して、竜を観察してみることにする。
 体に対して小さな翼は、空を飛ぶためのものではないみたい。威嚇とか、そういうもののために少し残っているって感じかな。そういう意味ではこの竜はリンドブルムと似てるけど、リンドブルムは雷を纏っているって話だった…ハズ。鱗も、ここまで蒼くはなかった。気がする。
 うん、写真の話。私はまだ竜と直接戦ったことはない。いつだったか、オハンが傭兵時代に戦った竜の話をしてくれて、その中にボロボロの写真があったんだ。この竜はリンドブルムと似ているようで、やっぱり違う、かなぁ。
 のそのそ動いた竜は、何かにたどりついた。
 蒼い竜は、地面に蹲っている何かに鼻先を押しつけている。…あれも、竜、だ。赤銅色の鱗をした竜が地面に倒れていた。蒼い竜と違って翼が大きい。でも、ピクリとも動かない。蒼い竜が鱗を甘噛みしても何も反応しない。…あの竜、死んでしまってるんだろうか……?
 夢っていうのは都合よくできているから、私の目には、蒼い竜の目からポロリとこぼれた涙が拡大されて見えていた。
 竜、っていうのは。泣くものなんだろうか。
 竜。って。なんだろう?


「覚者殿?」
「、」
「どうかされましたか?」


 はっとして目の焦点を合わせると、目の前にダイちゃんがいた。冷静な顔して大胆な行動を取るダイちゃんらしく、涼しい顔をしてるくせに吐息が触れそうなほどに距離が近い。
 その近さがまるでいつも通りで、私もいつも通りを心がけて少し眉間に皺を寄せる。「近いよダイちゃん。ちょっとぼうっとしてただけだって、なんでもない」「さようですか」ダイちゃんはあっさり一歩下がって私の視界を開ける。
 目の前には『風馬堂』と看板を掲げたお店があって、手作りに見える看板には『開店セール中!』と書いてある。
 看板をくわえているのは白竜さまの大きな木彫りで、傷まないようにか傘がさしてあった。看板を持っているのではなくくわえている白竜さまに、傘。なんだかアンバランスな組み合わせが面白くて、買い出しの最中に足を止めたんだったっけ。
 足を止めたのも何かの縁だろう、とその面白そうな店に入ってみることにする。
 そう広くはない店内は、わりとたくさん人がいた。
 ゴブリンの顔っぽい形の重石、グリフィンの木彫り、キメラの置物…。一般的には、敵、モンスターとして退治される運命にあるたくさんのものが、その店には溢れていた。
 グリフィンがデフォルメされてかわいく描かれている便箋を手に取る。キメラバージョンもある。「へぇ…」見る人が見れば、大きくて獰猛なあの魔物達も、こんなにかわいくなるんだなぁ。なんだか不思議。
 『これを被って度肝を抜いてやろう!(ただしやりすぎには注意!)』と書いてあるオークの仮面は結構よくできているし、『セール品(お一人様1つです!)』と書かれている籠の中にはハーブがたくさんあった。種類の違うものをテープでひと束にしてあるもので、10Gという破格の安さに迷わず手に取る。
「買われるのですか?」
「うん。料理に使えるでしょ」
 横から手元を覗き込んでくるダイちゃんを肩でそれとなく押し返す。
 とくに傷みもない、看板にあったとおりのセール品に満足して「いらっしゃーい! お会計はこちらだよ~」とにこやかな笑顔を振りまいている青年のもとへ行って、お会計をすませる。
 これは面白い店だなぁ、神殿に来ることがあったらまた寄ろうと決めて、商品を眺めながら店を出ると、モヒカンみたいな髪型の男の人とすれ違った。手にはパンの入った袋を抱えている。この人も真新しい店に惹かれて買い出しの途中に寄り道したのかな。
「ふーまどう…!? こっちに開店したんかーい!」
 で、男の人が急に叫んだので、驚いて振り返る。
 パンを持ってわなわなしているモヒカンさんは、店主さんかな? あの青年を指差している。どうやら知り合いみたいだ。「あいやー、どうもどうも。いらっしゃーい。開店セールでハーブセットが安いよ、買う?」「誰が買うかっ」「これ、なんと10G」「買う」現物を見たらころっと掌を返したモヒカンさん。…よくわかんないけど、まぁいっか。
 ハーブセットを背中のリュックに入れて、ポケットからメモを取り出す。本来の目的を忘れてちゃオハンに怒られちゃうぞっと。手分けして買い出ししてるんだから、ちゃんとやらなきゃ。
「えーっと、あとは…あれ、私たちって食べ物の補充でいいんだよね?」
「武具の修繕に必要なものはオハン様が調達してくださるはずですから、我々は今夜の晩餐の支度と、今後の旅に必要な食料を得ねばなりません」
「うーん…料理かぁ。神殿でくらい外食ですませたいとか思っちゃうなぁ。旅では簡単な自炊料理ばっかりだしさ」
 頭の後ろで手を組んで溜息を吐く私に、ダイちゃんはさらりと「どちらかというと旅先の方が外食ばかりでは?」チクリと言ってくれる。「目的地までの道中も、宿がない場所なら野宿をいたしますが、たいていは宿屋に宿泊し、簡単なものでも食事を頼むことの方が多いですよ、覚者殿。ここに私が知る限りの統計データが…」ダイちゃんが得意気にノートを取り出した。またそんな余計なことをメモしていたらしくて、私は「あーあーあー聞こえなーい」と声を上げながら歩調を速めた。
 おせっかいだなぁ、ダイちゃんは。
 そう思いながらも私の口元はどこか緩んでいるのだから、なんだかなぁ。はいはい。今日くらいちゃんとした食材使ってちゃんと料理すればいいんでしょ。
(じゃあ、今日のメニューは、どうしようかな)
 私の頭はすっかり『今晩の料理をどうするか』で埋まってしまい、ついさっき見た夢のことなど忘れてしまっていた。




§   §   §   §   §





「おお、これは…」
 思わず一人呟いて【わくわく! ドウナツ・ランド】のペーパー冊子を手に取る。この冊子で【号外!】の文字は初めて見た気がするのぅ…。
 ページ数としては多くとも10ページ未満なことが常であるこの冊子は、一定の層に需要のある事柄を取り扱ってここまで生き残ってきた。
 たとえば、レスタニアにいる猫、犬特集。山に登ってみよう!【入門編】。白竜様写真集【寝顔編】…。
 こう言ってはなんじゃが、多くても5部置いてあればいい方であるこのマイナーな路線を行くペーパー冊子が平積みされ、ここまで大きく扱われているのは初めて見たぞ。
 そのことが意外であり、陰ながらこのペーパー冊子を応援してきた者からすれば嬉しくもあり、有名になってしまったのかの…と思うと一抹の寂しさのようなものも感じる。
 これはじじいの無意味な感傷かもしれん。儂も歳を取ったのぅ…。
 気持ちを切り替え、どれ、中身は…と見出しをチェックして、儂はまず驚いた。
 常にマイナーな道を走ってきたこの冊子が、ナウなことを取り扱っている。
 覚者、騎士、一般市民、誰にとっても興味のある事柄。

【レスタニアの地に落ちてきた石の塊、通称『アーク』について】

 石の塊、という漠然なイメージしかなかったアークがきちんとした写真で表紙を飾っている。スクープ。まさしくそんな感じの見出しである。
 儂は迷わずペーパー冊子を購入した。「毎度ありがとーございますー」爽やかな青年が経営するごった煮のように物が溢れている店を出て、空いている石のベンチに陣取り、さっそく冊子に目を通していく。
 冊子を読むのには十分とかからなかった。
 号外とある冊子はいつもよりページ数が少なく、始終アークのことに触れて、終わった。
 集中していたせいかシパシパする目を閉じる。
 冊子の内容は、アークを外から見た写真に、質感など、アークを間近にしなければわからない情報が多数あった。暗くて見にくくはあるが、内部の写真もある。中には見たことのない敵がいた、という情報も文字で書かれている。
 アレはやはりそういったものだったのだ。侵略とまでは言わないが、何かしらの悪意のある物であるのだ。
(この冊子の書き手であるアンは健在、か。何よりだ)
 ふう、と息を吐いて空を見上げる。
 彼女が儂のことをおじさまと呼んだ頃が懐かしいのぅ…。などと浸るのはやはり儂が年を取ったうんぬん…。
 ここにあるツィクルスというクランに所属することで、彼女はこのスクープを書くに至ったのだろう。のんびり自由にやっていく、と言っていた彼女だが、覚者であれ、人は変わるものだ。おそらく彼女も変わったのだ。それは何も不思議なことではない。
 止まっている水はやがて淀んで腐っていくものだ。水は流れているからこそその清らかさ、美しさを保つことができる。
 水は流れなくては。物事はそうあらなくては。
 やれやれ、やはり儂は歳を取ったなぁ、と腰を叩きながら立ち上がり、ペーパー冊子をたたんで懐に入れた。
 ポーンと手分けして必要な買い出しはすませた。武具の修繕のためクラフトルームにこもっているポーンに代わり、留守にしていることが多い自室にただいまをしたら、まずは簡単に掃除から始めなくてはな。きっと埃が溜まっていることだろう。 


 と、思ったものの、一つ気になって自室に戻る前に酒場に立ち寄った。「おや、オハンさん。お久しぶりです」カウンターテーブルの向こうでグラスを磨いているキビザが声をかけてきた。人の顔と名前をよくよく一致させている奴で、随分久しぶりであろう儂のことも憶えている。
「ちょいと借りるぞ」
 カウンターの上に置いてある加入者募集中のクランリストを手に取る。分厚くて本のようになったリストからツィクルスの文字を探すと、比較的上の方にあった。先ほども誰かが触れたのか、何枚か加入申請書が破られている。
「そのクラン、最近人気上昇中なんですよ」
「ほう?」
 しっかり儂の手元をチェックしているらしいキビザは、視線は磨いているグラスにやったまま説明を始める。
「クラマスはまだ新人とも言える女の子なんですけどね。サブマスがベテランが多いんで、カバーが行き届いてるみたいです。大きな混乱や意見の食い違いもなくここまで来てます。
 つい先日はあのアークの調査を正式に神殿側から依頼されましてね。無事に任務を遂行、達成したことで、神殿でのクランの立ち位置は確保した…そんなところですね」
「お主も高評価なのか? キビザよ」
「まぁ、いいんじゃないですか。ベテランクランばかりがのさばってちゃ、流れる力も淀みますよ。新しい風もないとね」
 肩を竦めたキビザは儂と似通ったことを思っているらしく、儂も肩を竦めて返した。「一枚いいかの?」「そりゃあ、どうぞ」ビリ、と加入申請書を破り取る。
 が、しかし。せっかく酒場に立ち寄って持って帰ったその加入申請書を、アルマスはいとも容易く丸めてゴミ箱にポイしてくれた。
「こりゃアルマス、儂がせっかく…」
「あのさオハン、私はオハンと一緒に行きたいんだよ。私だけクランに入るとか何ソレ、ありえない」
 怒ったように眉尻をつり上げるアルマスは、本気でそう思っているらしい。…悩ましきかな……。
 せっかく皆でゆっくり食事を摂れる席に持ち出す話ではなかったか。心なしかダイがこちらを睨んでいるような…。
「しかしのぅ、アルマスや。儂がお前くらいのときは一通りのヤンチャもしたし、いろんな経験をしたもんじゃ。今いい風の吹いているクランに入って経験を積むというのは、友人関係であれ、なんであれ、お前のためになるはずじゃ」
「……そう言うんだったら、オハンも一緒にそのクランに入ってよ。そうじゃなきゃ私はクランなんて入らないからねっ」
 ガツガツと骨付き肉にかぶりついたアルマスは早々に肉を平らげ骨を皿に放り出すと、プンスコ、と怒りながら風呂場の方へ消えていった。目隠しでもある布がシャッと勢いよく引かれて、静かに揺れた。
 ダイは風呂場から儂へと視線を移すと、ふう、と息を吐いてアルマスがちらかした食器類を片付け始めた。
「きっと浴槽の中で膝を抱えて拗ねていらっしゃいますよ」
 アルマスについて小声で言われ、そうじゃのぅ、と小声で返す。
 水のグラスを手に取りながら、上手くいかないものだ、と思う。
(儂はお前に幸せになってほしいのだよ、アルマス)
 ありふれた笑顔で笑い、ありふれた生活の中に生き、ありふれた生を送り、人並みの幸せを感じながら、生きてほしかったのだよ。
 今からでもまだ間に合う。覚者の集うクランに入り、同世代の友人を作り、ともに戦い、ともに笑う、そんな時間を知ってほしいのだよ。
 などと言ったところで、アルマスが素直に頷くとは思えず、儂の頭は重くなるばかりである。
 さて、次はどういう手にでるべきか…。悩む儂の手の中で、グラスの氷がカラリと涼しい音を立てた。


お話 目次




 クラン【Zyklus】を巡る物語へようこそ!クラマスのアリスですヽ(´ー`)ノ
 ぼちぼちお話が増えてきたので、どのお話に誰が出てるか、って感じの目次ページを作りました~。ポチッとクリックして飛べるようになっております(`・ω・´)
 クラメンをどんどん出していきたいと思ってるのでよろしくお願いします!
 面白いものになっていればいいな~

『ご注意』 アリスの解釈なのでクラメンのキャラは中身の人とかけ離れていることもあります。ご了承くださいm(_ _)m



・プロローグ的なお話 『古びたノートから』   出演 ロッタ・ギールとポーン三姉妹がちらり

 人里離れた山奥。そこにあった過去を綴った記録。
 ―――願わくば、アリス。童話に出てくる女の子の名前をつけた君が、しあわせに生きてくれますように。


・Episode1 『笑顔の仮面を被るひと』   出演 セルヴァ・オリエンテ

 クラン【Zyklus】のクランマスターに任命されたアリス。その背後にあるものとは…。
 ―――金色の輝き。その中で生きていたかつての自分は遠すぎて、もう笑い方しか分からない。


・Episode2 『薔薇とダイヤ 』   出演 レイン・スワロー ムスカ・ラピュタ

 【Zyklus】に所属することに決めたレインは、クランの戦力としてかつての戦友を訪ねることにした。
 脳裏によぎるのは過去。かつての自分と、渇いていたあの頃のこと。
 ―――空の心に生まれた望み。戦う理由。だから俺は剣を握る。


・Episode3 『世界がもう少し美しければ 』   出演 インシャ・ヘルヘイムとポーン三人 リオック・アクゥトルカ ロッタ・ギールとポーン三姉妹

 こうして【Zyklus】のメンバーは徐々に増えていく。
 ―――君がさみしくないように。何もするにも、仲間は多い方がいい。


・Episode4 『明日はきっと晴れ』   出演 シフ・アゲート ベールヴァルド・アゲート

 白竜の剣となり盾となる覚者。いざ、白竜のため、まずは猫捜しだ。
 ―――恩には恩で返しましょう。願いを叶えてくれたあなたのために。


・Episode5 『竜のためのオリオンを』   出演 ギル・ワイヴァーン レザル・アズーリとポーン三人

 クラン入りを悩む者と、クラン入りを決める者。
 ―――竜のため。一番星のように光る、そんな何かになれたなら。


・Episode6 『明露 』   出演 セルヴァ・オリエンテ ムスカ・ラピュタ レイン・スワロー レザル・アズーリ

 それは、青天の霹靂。


・Episode7 『拝啓。未来を振り返るときへ』   出演 リュウジ・リュウ

 いつか自分の道を振り返ったときに、それが誇れるものであるように。
 ―――心を入れ替え、ここからまた始めよう。


・Episode8 『A life for counter by the storm 』   出演 ジョンコ・ケモヤマとポーンのベルルム

 空を横切り落下した人工物に、レスタニアは不穏に揺れる。
 ―――きっかけ。色々なものの、これが始まり。


・Episode9『心臓のオペラ』   出演 デューク・バロン

 ある人物の監視を依頼されたデューク。対象は、セルヴァ・オリエンテ。
 ―――三百年。そんな時間を費やしても、人の心は臆病なまま、一人の人間に信頼を置くこともできない。


・Episode10『レント ~mélancolique et doux~』   出演 ドラグ・フーマ インシャ・ヘルヘイムとポーン三人

 ある日、幼なじみが神殿に戻ってきた。
 ―――色々難しいこともあるけど。とりあえず、頑張っていきましょうか。


・Episode11『The sky is blue as usual.』   出演 アツシ・サ

 そろそろ一歩を踏み出して、世界のために、できることをしようと決めた。
 ―――病弱だった自分でも、今は頑丈元気いっぱいな覚者。生きてりゃ世界のためにもなれる。


・Episode12『ひとさじの夢』   出演 イルル・コンフシウスとポーンのシエニ

 目下の目標は、一人前の覚者になること。
 ―――覚者にも、夢ってあっていいと思うのです。


・Episode13『鈍色の庭 』   出演 アン・ドウナツ zykメンバー

 アークへ向かった調査団が時間になっても戻らないため、神殿からZyklusに正式な捜索依頼が出された。
 ―――かつての人智の遺物は、静かに、息を吹き返す。


・Episode14『300グラムの心臓の行方』   出演 ゴッド・モンキー タベヤサイ・モリモリ カズ・ジャビット リオ・ネックス

 ゾマにある少ない店舗の一つにて。
 ―――逃げるな。向き合え。


・Episode15『鈍い天秤』   出演 アルマス・シャンデュとポーンのダインスレイフ オハン・スクワット

 よく晴れた日の午後。お互いに思い合うが故にすれ違う平穏。
 ―――二兎追うものは一兎をも得ず、とはよく言ったもので。



アリスはしばし留守にします(´・ω・`)


 そろそろ限界域が来るか!? というタイミングで申し訳ないのですが、アリスはちょっと帰省してやることがあるのでメンテから10日ほどドドンを留守にします_(:3」∠)_ みんなアリスの代わりに限界域は任せたぞ…
 限界域がどういう仕様になるのか? は色々考えられますが、白竜のときはだいたいの人に敷居が高い仕様だったと思うので、ほどほどの人でも楽しめるものがいいのかなぁとは…。白竜は歯応えはありましたけどめんどくさかったですしねぇ…w

 限界域に関係あるかどうかはわかりませんが、今『クレスト・クエスト』として出ているクエでおいしいものがあります。限界域が面倒な仕様だった場合、ここで取っておいたクレストが大活躍する…かもしれません・ω・
 二週間にわたって開催していますこのクエストですが、木曜日でおしまいです。公式はこちらからどうぞ~
 ゲットできるのは防具用のクレスト
 例としてスクショ撮ってきました


クレクエ

クレクエ1


 このように、初回に限らずランダム報酬でも防具クレが出ます!
 クレ×クエといえば、サポ使っても全然出なかった凍結改とかのイメージしかありませんでしたが、今回は防具用のためか、ボロボロ出ます
 種類も多種多様なので欲しいものがドンピシャで来る確率はまちまちですが、とりあえずクレストはいっぱいでますw
 中には石化耐性や黄金耐性だけでなく、凍結、炎上、感電を防ぐものもあるので、限界域のため、または今後のために集めておいてもいいかもしれません。防具に100詰めば状態異常にならなくなるのはとても大きいヽ(´ー`)ノ
 状態異常、前回のTAでは苦労させられましたしね…w 今シーズンはTAがないというロードマップだったと思いますが、備えておいても損はないでしょう
 ……アリスはガチ勢ではないですけどね(´・ω・`)

「そうは言ってもクレ×クエ回るのめんどくさいんじゃないの? 前回のも面倒だったし…」

 そう思っているそこのあなた!

 今回はラッキー、周回しやすいです!

 というのも、ここを周回するといい、と思うクエストは65と70の敵が出るのです。カンストしていてなおかつそれなりの武器があればひとまず苦労せずクリアすることができるのですね

【高難度】冥闇に潜む影(ハイデル平原) 推奨LV:65
 二箇所、行く場所が少し離れているので片方はシーカーでくるくる移動が楽かもしれない。コア持ちの敵がいるので緑必須

【高難度】油断大敵(魔赤島) 推奨LV:70
 こちらも二箇所なものの、いたって近いので行きやすい。コア持ちがいるので緑必須

 この二つをグルグルするだけでもたんまりクレストが入手できます。何が来るかはお楽しみ~ですが、GMが終わってやることもとくにないなぁ…という方は周回してみても損はないかも? しれません・ω・
 本領とかで行ける人は二手に分かれてここをグルグルするそうです…w
 アリスはエレアチャの武器は普通のだし、まだ触手がカンストしてないので(修練はアドタラが残ってる)本気周回はできないけど、エレアチャとシーカーがいいみたいですね(´ω`)
 暇になったら? 気が向いたら? 周回します(´・ω・`)
 以上、しておいても損はないかも? な話でした~

 おまけ
 赤以外でも古代神殿に突撃しようとアリスは魔職装備を優先して作ったので、角アリスができました・ω・


魔職アリス


 今回の古代神殿装備は素材集めが大変ですが(´・ω・`) 代わりにといいますか、デザインはちょっといい感じですね! まぁなんか下はぱんとぅなんですけど…
 ちらっと見た感じ青装備のコート?がかっこよかったです! いいなー。しかし必要な素材集めるのは疲れるね…('、3_ヽ)_ むぅん


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アリス・アザレア

Author:アリス・アザレア
DDON、クラン『Zyklus』のマスターやってますヽ(´ー`)ノ
趣味は書くこと。

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